３００ＴＥのシリンダーヘッドをオーバーホール致しました。エンジン吹き上がり悪く水とオイルが内部リークしウォータージャケットの通路が堆積物で遮断されておりました。結果シリンダーヘッドの冷却効果が悪く温度のバラツキが異状燃焼のきっかけになり、バルブシールの密着不良によるオイル下がりが原因で、バルブステムや燃焼室にカーボンが堆積し充填効率の低下で吹けが悪くなっていたものと思われます。

２３０ＴＥ　１０２エンジンのヘッドオイル漏れにて　シリンダーヘッド脱着　オーバーホール致しました　バルブも取り外しバルブステム・バルブガイドのガタを点検許容範囲の遊びにて異常無し　バルブ清掃すり合わせ後バルブシールを交換　燃焼室もクリーンアップし組み付け　力強いレスポンスに変貌致しました。

今年の営業は本日までです　明日より冬季休暇に入ります　明けは1月5日より営業いたしますので来年辰年もよろしくお願いいたします。　

Ｗ１４０　Ｓ３２０のリヤキャリヤマウンティングブッシュの交換に着手　キャリヤは全てを下ろさず中空状態でいつもの様に作業　Ｗ１２４とは少し勝手が違い1.5倍ほどものが大きい、使用するアタッチメントもサイズアップにて対応いたします。

Ｗ１４０　Ｓ３２０のフロントスタビコネクチングロッドを交換致しました。走行中少しのダンピングでコトコト異音が発生し下回りを点検しますと、スタビライザーのコネクチングロッドのジョイントブーツが切れて油気が無くなりジョイントの金属疲労でガタが発生　異音につながったものと思われます。交換はジョイントの上下のナットを外せば取れますが、上部のナットがナックルを貫通しディスクローターの内側にある為ブレーキキャリパーを外しブレーキローターを外す必要性があります。

ベンツ１０４エンジンのオイル漏れで頻度の高いコの字シール交換に着手、現在3万キロの低走行の車両ですが、過去に一度このシールを交換されておりまして、又漏れておりました、シールは改良品が取り付けて有りましたが、組み付け時にシールがずれ、亀裂が入っておりました、組み付け時には、手順を間違えず十分過ぎるほどの確認が必要です、一度組んでしまえばエンジンを掛けるまで結果は出ません、オイルが漏れたらそこでやり直しです、時間のリターンリスクを常に考え慎重に作業を行います。